2004年 シンポジウム | 特定非営利活動法人 国際連合活動支援クラシックライブ協会

2004年 シンポジウム

2004年6月14日

シンポジウムNo.11 異文化理解(協調)について
(パネリスト発言内容要旨)

2004年12月26日

国際演劇協会 小田切ようこ氏 [イランの演劇事情について]

まずイランに行くと女性は髪の毛を隠さなければいけません。ハンカチでもなんでも持っている布で髪の毛を隠します。身体の線があらわに感じられる洋服も着てはいけません。 舞台でも男女が親密なシーンは禁止です。
  そのようないろいろの宗教的制約があっても、なおかつ人々は自己表現をしようとしています。人間はどんな状況でも自己表現をしたいという欲望があるのです。
  かって日本のおしゃれな侍が、黒の羽織の裏地を縞柄にしたり、モスグリーンにしてパリの世界博覧会に出席、シャンゼリゼの大通りをまっすぐ毅然として歩き、パリッ娘の人気の的になり、侍の名を世界へ知らしめるきっかけになったのは皆さんもよくご存知のことでしょう。
  イランの人々も限られた中で、自己表現をする、まず人間の感情のあり方をそこから知ってください。
イランの演劇人はアラブというグループの中に入れられるのを非常に残念に思っています。
彼らはチグリス・ユーフラテスの元に6000年の文化を持つ誇り高きペルシャ人であり、その証拠に今もペルシャ語を話しています。異文化を語るときまずその国の実際を知ることが必要でしょう。
  今はテロリスト、戦争等ばかりがクローズアップされていますが、文化という側面からイラクを考えることも必要です。バクダットは紛れも無く中世の世界の中心であったのですから。


国連クラシックライブ協会理事 稲次正樹氏 [異文化理解(協調)について] 

「異文化理解(協調)」というと何か難しく、リアリティのない難しいことのように 思えてしまうかもしれませんし、私自身それは同じです。 ただ、例えば今何かと話題になっているお隣の国、韓国を例にとりますと、 彼らは同一民族である北朝鮮との間で様々な問題を抱えており、そもそも 「民族分断」は、大変なことであることはわかるのですが、その苦しさ等が、いまい ち リアリティをもって自分の中に落ちてこないと考えていました。
 実際先月韓国に 初めて足を運ぶ機会があり、現地の人とも話してみたのですが、それでもやはり、 彼らの抱える問題を理解はするものの、共通意識として自分の中に落ちることは ありませんでした。 結局のところは、自分に起こったこと、もしくは自分に身近のこと以外に、人間はな かなか リアリティを持ちにくいのではないかと思います。
では、異文化理解はそもそも不可能なものなのでしょうか?それは違うと思います。 皆さんもあることが当たり前のものを失くしたことがあると思います。例えば財布を 落としたたり、友達と離れ離れになったり恋人と別れたり、人それぞれだとは思いま すが、 韓国の人達にとっての「民族分断」とはそのようなものなのではないでしょうか。 昨日まで当たり前に仲良く遊んでいたのに、今日からは憎しみ合わなければならない ・・・。 今の日本人は平和であることを当たり前のことと捉えてしまいがちですが、自分の周 り に当たり前のようにあるもの、家族だったり友人だったりをある日突然失くすことを 考えてみましょう。当たり前のようにある平和の大切さへの理解、そして異文化の理 解は、 そうした身近なところから始めるのが良いと思います。


シンポジウムNo.10 異文化の認識
「赤毛のアン」参加出演者とともに

2004年 6月26日 東京文化会館

【プログラム】
日本歌曲(花嫁人形)
合唱 劇団YPA研究生 
日舞 尾股美咲(高校2年) 鳴尾美由紀(高校2年)子

基調公演  廣野良吉(成蹊大学名誉教授 NPO法人国連クラシックライブ協会 顧問)
異文化の認識と協調について考える(いま世界の中で何が起きているか)

【パネラー】
新井幸芳  国連クラシックライブ協会理事・浦和ロータリークラブ
松江英夫  国連クラシックライブ協会 副理事長
トーマツコンサルティング株式会社Tokyoパートナー兼取締役
岩崎仁彦  国連クラシックライブ協会理事・コニカフォトイメージング株式会社
潮崎  潤  国連クラシックライブ協会理事・神鋼電機株式会社
大島浩一  国連クラシックライブ協会理事・東京電力テプコシステム
木村岳人  国連クラシックライブ協会理事

【司 会】  木村景行  国連クラシックライブ協会 理事


シンポジウムNo.9 異文化の認識

青少年とともに考える会

2004年 6月14日 ユニセフハウス

【プログラム】
日本歌曲(花嫁人形・お江戸日本橋)
ソプラノ 大森孝子 谷合香子 前田智子  
日舞   酒井奈々子 佐久間有紀

異文化を認識するとき
アンの作品を通して”異文化”に気がつくとき(日本人は養子・養女についてどう思っているのか)
日本歌曲・日本舞踊 日本の中の異文化について(金襴緞子の帯締めながら花嫁御寮は何故泣くのだろう?)

基調公演  小池雅代(NPO法人国連クラシックライブ協会 理事長)
今世界で起きていること・世代間の”異文化認識”と”養女のアン”

【パネラー】

谷合香子  (国立音楽大学 声楽専攻4年在学中・韓国公演参加)
広川真奈美(学芸大学付属高校 1年在学中・NY公演参加)
尾股美咲  (都立総合高校 1年在学中)
岩崎真央  YPA研究生(中学3年 NY・韓国公演参加)
中嶋彩佳  YPA研究生(中学3年 韓国公演参加)
上畑美智  YPA研究生(中学1年 NY・韓国公演参加)
稲次正樹  国連クラシックライブ協会理事

【ゲスト】 松江英夫  国連クラシックライブ協会 副理事長
【司会】 木村景行  国連クラシックライブ協会 理事

シンポジウム参加資格  赤毛のアン参加者・関係者・国連クラシックライブ協会会員